お金は使い方が大事。
「家族のゆくえは金しだい」
原宿カウンセリングセンター所長の本です。12月初めから、恐ろしいタイトルですねw
お金がなくて問題がある家族の話ではなく、その逆。
初診数千円の心療内科ではなく1時間1万円のカウンセリングを受けに来る人たちだから、お金はある人の方が多いということになるんですよね。
著者の30年のカウンセリング経験から、家族をめぐるキーワードは「お金」と「権力」だそう。家族の問題もこの2つで見えてくるそうです。家族と言えども世の中の縮図なんですかねー。
多くの若者は「方法」を知りたがる。そして原因を明確にひとつにしぼりたがる。まるでゲームのように、そのこうぞかが可視的である世界以外を知らない。
彼ら彼女たちがひどく単純な世界に住んでいる気がする。一方で自分を責めたり「自己評価が低い」「承認欲求が強い」と訴え、占いやスピリチュアルにすがったりするのである。
親子関係に起きている何より大きな変動は、親世代の方がはるかにお金を持っているという事実がもたらしている。親孝行、子どもの恩返しといった言葉は、有名無実になりつつある。
1995年をターニングポイントとしてあげてあるけど、阪神淡路大震災、DVという言葉、地下鉄サリン事件、アダルトチルドレン、インターネットの普及などの影響が大きいそう。
第3章の振り込め詐欺と社会保証制度が同根である気がするという意見も興味深いところでした。
ボーナスの使い道を旦那氏に話すと、「使い道考えてくれてありがとう」と言われました。まさかそんなこと言われるとわ思わずww
楽しく過ごせるものに使わせていただきます！w
